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アナログ回路設計で必要な数学をMATLABで簡単に

近年、アナログ回路設計は、デジタル部を含む協調設計が不可欠になってきています。実際に、アナログ回路も各種信号処理および制御が必要な場合がほとんどで、初期検討から回路の動特性を考慮することが必須となってきています。

電気回路で過度現象を計算するためには、複雑な微分方程式を解かなければなりませんが、ラプラス変換を用いて回路を伝達関数で表現すれば容易に解くことができます。また、デジタル処理部においては、通常z変換による離散ドメインでの伝達関数でその動作を表現します。MATLAB/Simulinkは、この様な、連続・離散の混在したシステムにおいて、その現象を俯瞰的に把握するのに最適なツールです。

本セミナーでは、電気回路を考える場合の基本となるラプラス変換やz変換のMATLABを使用した計算方法を解説します。また、アナログ回路設計において、MATLAB/Simulinkで、伝達関数表現を用いて補償器を加えた制御システム設計を検討する例をご紹介します。理論検討からMATLAB上での実現までをご覧いただきます。

録画: 2016 年 6 月 7 日