MATLAB ファイル S-Functionを含むモデルからコード生成を行う場合、TLC(Target Language Compiler)ファイルが必要になります。
TLCファイルとは、Simulink Coder がそのブロックに対してどのようにコードを生成するか、という内容を記述したプログラムです。
TLCファイルのプログラミングにはTLC言語を用いて行い、次のような文法形式があります。
%% comment TLCファイル内のコメント
/* comment */ Cコード中に生成するコメント
%keyword TLCの記述形式(%から開始)
詳細な文法については、下記 参考情報 のヘルプドキュメントを確認してください。
なお、次のコマンドを実行すると、MATLAB ファイル S-Functionのソースファイルと共にTLCファイルのサンプルを確認することができます。
msfcndemo_timestwo % 入力値を2倍する例
sldemo_msfcn_edge_detect % 画像処理(エッジ検出)の例
sldemo_msfcn_lms % 信号処理(フィルタ)の例
参考情報
● Simulink Coder ヘルプドキュメント:Target Language Compiler