R2021a以降では、対応するラベルを空の文字ベクトルに設定することで、凡例から項目を除外できます。例えば、3本の線をプロットし、legend関数を呼び出して2番目の凡例ラベルを空の文字ベクトルとして指定します。対応する線は凡例から省かれます。
plot(rand(3));
legend('Line 1', '', 'Line 3')
この方法は、ラベルだけを指定する場合に機能し、凡例に含めるオブジェクトのセットを指定する場合には機能しません。
以前のリリースでは、legend関数の最初の入力引数として含めたいオブジェクトを指定できます。例えば、3本の線をプロットし、Lineオブジェクトを配列pとして返します。最初と3番目の線だけを凡例に含めるには、legendの最初の入力引数としてp(1)とp(3)を指定します。
p = plot(rand(3));
legend([p(1) p(3)], 'plot 1', 'plot 3')
また、凡例に含めたくないオブジェクトに対してIconDisplayStyleをoffに設定することもできます。例えば、2番目のLineオブジェクトp(2)を除外します。
p = plot(rand(3));
set(get(get(p(2), 'Annotation'), 'LegendInformation'), 'IconDisplayStyle', 'off');
legend('plot 1', 'plot 3')