ここでは「modfun.m」という MATLAB 関数を実行形式ファイル「Modfun.exe」に変換し、その実行までを示しています。
MATLAB 関数の作成
以下のような MATLAB 関数「modfun.m」を「C:\work」フォルダに作成します。
function modfun(m,n)
axis([-1 1 -1 1])
axis square
axis off
hold on
z = exp(2i*pi*(0:n)/n);
for j = 0:n
zj = [z(j+1),z(mod(j*m,n)+1)];
plot(real(zj),imag(zj))
end
end
MATLAB プロジェクトとコンパイラタスクの作成
「スタンドアロンアプリケーションコンパイラ」アプリを使用して MATLAB プロジェクトとコンパイラタスクを作成します。
1. スタンドアロンアプリケーションコンパイラアプリの起動
MATLAB デスクトップの「アプリ」タブで「アプリ」ギャラリーを展開します。「アプリケーションのデプロイ」 セクションで「スタンドアロンアプリケーションコンパイラ」をクリックします。

2. MATLAB プロジェクトの作成
アプリを開くと「コンパイラタスクを作成」ダイアログボックスで、MATLAB プロジェクトを作成し、それにコンパイラタスクを追加します。この例では「新規プロジェクトを開始し、コンパイラタスクを作成」を選択し、「プロジェクト名」で作業フォルダに作成する新しいプロジェクトファイル名を「ModfunProject」と指定します。その結果「ModfunProject.prj」ファイルが生成されます。

3. コンパイラタスクの作成
「ModfunProject.prj」生成後、StandaloneDesktopApp1 というコンパイラタスクがエディタの中に開きます。
「タスクの管理」タブに移動して新しいコンパイラタスクを作成することにより他のデプロイメントターゲット用のコードをコンパイルすることができます。

ビルドオプションの設定
「メインファイル」セクションで「メインファイルの追加」ボタンにより「modfun.m」ファイルを追加します。

「アプリケーション情報」セクションで作者名、電子メール、会社、概要、説明、などの情報を追加することができます。

「実行可能ファイルの詳細」セクションで「実行可能ファイル名」を指定することができます。Windows を使用している場合は、[アプリケーションの種類] で [スタンドアロン Windows アプリケーション] を選択します。それ以外の場合は、[スタンドアロン アプリケーション] を選択します。
なお、この例では実行可能ファイルに数値を引数として渡すため「入力タイプ」は「アプリへの入力を MATLAB Double の数値として扱います」を選択します。

「インストーラーの詳細」セクションでは「パッケージタイプ」にて「インストール時に Runtime をダウンロード / インストーラーに Runtime を含む / インストーラーに Runtime を含まない」が選択可能です。

スタンドアロン アプリケーションのパッケージ
「ビルドしてパッケージ化」ボタンにより実行可能ファイル「Modfun.exe」の生成とインストーラーが生成されます。「ビルド」を選択した場合は実行可能ファイルのみが生成されます。

実行可能ファイルのテストと配布
コンパイルを行った MATLAB 環境のコマンドウィンドウにて以下を実行して「Modfun.exe」を実行します。(パスは環境に合わせてください)
>> !C:\work\StandaloneDesktopApp1\output\build\Modfun.exe 111 200

配布の際の注意:
アプリケーションを MATLAB の外部に配置するには、アプリケーションの構築に使用した MATLAB バージョンと同じバージョンで MATLAB ランタイムをインストールする必要があります。
この記事は「Create Standalone Application Using Standalone Application Compiler App」(https://jp.mathworks.com/help/releases/R2025a/compiler/create-application-using-standalone-application-compiler-app.html) のポイントを日本語に要約したものです。