インディビジュアルライセンスでは、基本的に、FLEXNet(FLEXlm)ライセンスマネージャを利用しない形態となりますので、ログを残すことができません。
ログ情報としては不十分であることが推測されますが、MATLAB の startup.mおよび finish.m を利用してログを書き出す Mファイルを起動ディレクトリに配置する方法を紹介します。
以下は一例となります。
[startup.m]
function startup
logdir = 'C:\temp\log';
% フォルダが無い場合に作成
if ~exist(logdir,'dir')
mkdir(logdir)
end
% 開始文字列の記述
str = ['*** MATLAB launch - ',datestr(now),' ***'];
dlmwrite([logdir,'\matlab.log'],str,'delimiter','','-append')
[finish.m]
function finish
logdir = 'C:\temp\log';
% 利用したライセンスのリストを記述
lic = license('inuse');
for ix=1:length(lic)
dlmwrite([logdir,'\matlab.log'],lic(ix).feature,'delimiter','','-append')
end
% 終了文字列の記述
str = ['*** MATLAB close - ',datestr(now),' ***'];
dlmwrite([logdir,'\matlab.log'],str,'delimiter','','-append')
上記の例では、起動・終了時間と終了時にlicense('inuse')コマンドを利用して、使用ライセンスをログに残すような例となっております。
なお、ライセンスがチェックアウトされた際に実行されるコールバック関数等は提供されておらず、これより、どの時刻でライセンスがチェックアウトされたかを確認する機能は含めることができません。
