このエラーは主に以下の理由で発生します。
- 製品のライセンス情報がライセンスサーバーのライセンスファイルに含まれていない。
- ネットワークライセンスを使用していない場合、製品のライセンス情報がローカルのライセンスファイルに含まれていない。
- ネットワークライセンスマネージャーのライセンスファイルにフォーマットエラーがある。
- ネットワーク ライセンスを使用していない場合、ローカルのライセンスファイルにフォーマット エラーがある。
- クライアントが使用するネットワークライセンスのライセンスファイルにフォーマットエラーがある。
- ネットワークライセンスにおけるクライアントPCからライセンスサーバーへの接続先設定に問題がある。
- ネットワークライセンスを使用していない場合、意図しないライセンスを使用している可能性がある。複数のライセンスを使用している場合は、すべてが正しく設定されていることを確認する。
製品がライセンスファイルに含まれていない
ライセンスファイルに製品が含まれていない場合、このエラーが発生します。製品がライセンスに含まれているかどうかを確認する場合、MATLAB のライセンスファイルを開き、その製品に対応したライセンス情報がある事を確認します。ネットワークライセンスを使用している場合は、ライセンスマネージャーのライセンスファイルを確認します。
※ライセンスフォルダに network.lic のみ格納されている場合、ネットワークライセンスを使用しています。この場合、ライセンス管理者に連絡の上、ライセンスサーバーの license.dat ファイルを確認します。
ライセンスサーバーのライセンスファイルにフォーマットのエラーがある
ライセンスファイルの製品情報に問題がない場合、ライセンスサーバーのライセンスファイルのフォーマットが原因で問題が発生している可能性があります。ライセンスファイルをエディタで開き、SERVER 行や DAEMON 行、INCREMENT 行のフォーマットに問題がないかどうか確認します。※稀に各行の改行が作用せず、フォーマットが崩れている場合があります。
Individual または Designated Computer ライセンスの場合、MATLAB を再アクティベーションしてライセンスファイルを再作成します。
クライアントが使用するライセンス ファイルにフォーマット エラーがある
ネットワークライセンスを使用するクライアント PC が、ライセンスサーバーの接続先を示すライセンスファイル (network.lic) を使用しており、そのファイルのフォーマットに問題がある場合、License Manager Error -5 が発生することがあります。こちらの MATLAB Answer を参照し、network.lic ファイルのフォーマットが正しいことを確認します。
意図しないライセンスファイル / ネットワーク ライセンス マネージャーが使用されている
License Manager Error -5 が発生した際、意図しないライセンスファイルを読み込んでいる可能性があります。あるいはネットワークライセンスを使用している場合で、ライセンスマネージャーのデバッグログファイルに UNSUPPORTED のエラーが出力されている場合、エラーにある製品のライセンスが正しくない可能性があります。以下の点について確認します。
- MATLAB が使用するライセンスフォルダに意図しないライセンスファイルがある場合、それを削除します。
- network.lic ファイルのフォーマットに INCREMENT 行が含まれている場合、それを削除し、正しいフォーマットに修正します。
- サーバー上のライセンス ファイルが更新されている間に実行されていた古い MATLAB プロセスがマシン上で実行されている可能性があります。ユーザーはプロセスを終了してエラーを解決します。