MATLAB Compiler を使用することにより、スタンドアロンアプリケーションを作成することができます。このスタンドアロンアプリケーションは WEB サーバー上で、Common Gateway Interface (CGI) 実行形式からコールすることができます。
CGI プログラムまたはスクリプトは HTML を標準出力に出力します。CGI プログラムへの入力は環境変数 "QUERY_STRING" です。MATLAB の GETENV および FPRINTF 関数を使用することにより簡単な CGI プログラムを作成できます。
以下を実行する前に、CGI プログラムを実行するための WEB サーバーの設定を確認し、MATLAB を使用せず、CGI 単独で動作することを確認してください。
これを行うためのサンプルがあります。このサンプルのためのファイルは CGI_Standalone.zip ファイルにまとめられています。手順は以下の通りです。
1. MATLAB ファイルをコンパイルし、スタンドアロンアプリケーションを生成します。これは以下のコマンドで行います。
mcc -m mycgimagic.m
2. HTML ファイルを WEB サーバーの適切なパーミッションを持つディレクトリにコピーします。
3. スタンドアロンアプリケーションの EXE ファイル ( CTF ファイルもある場合はそれも) を WEB サーバーにコピーし、それを WEB サイトの "/cgi-bin" ディレクトリに配置します。EXE ファイルを実行可能にするために適切なパーミッションの設定を行います。
4. WEB サーバーに MCR をインストールします。
5. CTF ファイルを展開するために、EXE ファイルを単独で動作させます。
6. リモートコンピュータから WEB のブラウザに HTML ファイルをロードし、CGI プログラムを実行するためにフォームを提出します。
スタンドアロンアプリケーションの実行形式に関しては MATLAB Compiler のドキュメンテーション等をご覧ください。