コンフィギュレーションパラメータの「ターゲット周波数」の設定は、[HDL Coder] アプリ、マウス操作、makehdlからのHDL生成には、反映されません。
「ターゲット周波数」の設定は、HDLワークフローアドバイザーを用いて、シームレスに、FPGA実装をする際の合成ツール(Intel Quartus,Xilinx Vivado)のクロックの制約条件として、使用されます。
例えば、HDLワークフローアドバイザーのターゲットフローを”汎用 ASIC/FPGA”、”合成ツール”をXilinx Vivado、”ターゲット周波数”を 500、として設定した場合、下記クロックの制約条件を含んだclock_constraint.xdcが生成され、合成ツールに渡されます。
合成ツールはこの制約条件を元に、HDL Coderが生成したHDLの合成を行います。
clock_constraint.xdc:
--------------------------------------------------------
create_clock -name MWCLK -period 3.333 [get_ports clk]
--------------------------------------------------------
なお、HDL ワークフロー アドバイザーの起動前に、MATLABコマンドラインで、関数 hdlsetuptoolpath を使用して合成ツールを設定する必要があります。
例:
>> hdlsetuptoolpath('ToolName','Xilinx Vivado','ToolPath',...
'C:\Xilinx\Vivado\2019.1\bin\vivado.bat');
また、HDL ワークフロー アドバイザーのタスクの詳細については、下記ドキュメントページよりご覧下さい。